女性専門治療院【鍼灸・マッサージ院】

曙橋レディース鍼灸治療院ひびき

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股関節痛と鍼灸治療

股関節は、歩く・立つ・座るといった日常動作に欠かせない関節です。しかし、加齢により筋力が低下すると、痛みや違和感を感じる人が増えていきます。

特に更年期世代の女性は、「歩くと脚の付け根が痛い」「立ち上がると違和感がある」「股関節が詰まった感じがする」と悩むことが多く、放置すると慢性化することも・・・。

そんな股関節痛に、鍼灸治療が効果的なことをご存知ですか?

この記事では、新宿区曙橋の鍼灸院の院長が、股関節痛の原因や鍼級の効果、自宅でできるケアについてわかりやすく解説します。

「痛みを和らげたい」「薬や手術に頼りたくない」という方は、ぜひご覧くださいね。

股関節とは?

股関節は、体の中でも特に負担がかかる関節のひとつです。
私たちが快適な生活を送るためには、股関節の健康を維持することがとても大切です。

股関節の構造と役割

股関節は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつなぐ関節で、「球関節」と呼ばれる構造を持っています。
この球関節のおかげで、私たちは自由に足を動かすことができ、歩いたり座ったりする動作がスムーズに行えているのです。

股関節にかかる負荷と影響

股関節は、私たちの体を支える大切な関節であり、歩いたり階段を上り下りする時には大きな負担がかかります。

歩行時には体重の2〜3倍、階段の昇降時には5倍の負荷がかかるとされていて、この影響を受けて、何らかの原因で筋力が衰えたり、軟骨がすり減ると、痛みが生じやすくなります。

股関節痛の原因

股関節の痛みはさまざまな原因によって引き起こされますが、大きく分けると「股関節そのものの問題」と「周囲の筋肉や組織の問題」があります。

ここでは、股関節自体に起因する痛みについて詳しく解説します。

股関節自体の問題

股関節に直接影響を及ぼす疾患や異常によって、痛みが生じることがあります。
特に以下のようなケースでは、股関節に何らかの変化が起きている可能性があります。

変形性股関節症

股関節の軟骨がすり減ることでクッションの役割が低下し、骨同士がこすれ合うことで痛みや炎症が生じます。歩行時の違和感や動き出しの痛みが特徴です。

先天性股関節脱臼

生まれつき股関節が不安定な状態で、成長とともに負担がかかりやすくなります。これにより、加齢と共に痛みが生じやすくなります。

臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)

股関節の受け皿(臼蓋)が浅く、大腿骨頭を十分に支えられないため、股関節が不安定になります。特に女性に多く、変形性股関節症のリスク要因となることもあります。

特発性大腿骨頭壊死

股関節の骨に血流障害が起こり、一部が壊死することで激しい痛みを引き起こします。初期は症状が出にくいものの、進行すると歩行が困難になることもあります。

関節リウマチ

免疫異常によって関節内に炎症が起こり、股関節にも痛みや腫れが生じることがあります。進行すると関節の変形や可動域の制限が見られることもあります。

股関節唇損傷

股関節の安定性を保つ「股関節唇」に損傷が生じると、違和感や痛みを感じることがあります。スポーツをする人や、臼蓋形成不全のある人に発症しやすいとされています。

大腿骨や寛骨の形成不全による筋肉などの挟み込み(FAI)

レントゲンに映らない程度の大腿骨や寛骨の形成不全があり、股関節を動かすことによって軟部組織の損傷や筋肉などが股関節に挟み込まれて痛みを生じさせます。

いわゆる「レントゲンで見ると特に異常はないはずなんだけれど、原因不明の痛み」というものが多いです。

特に変形性股関節症や臼蓋形成不全は女性に多く見られるため、早めのケアが重要です。

股関節周囲の筋肉の問題

股関節の周りには、多くの筋肉が存在し、それらがバランスよく働くことで関節の安定性が保たれています。しかし、筋肉の緊張や衰えがあると股関節に余計な負担がかかり、痛みの原因となることがあります。

特に、以下のような状態は股関節痛を悪化させる要因になります。
 

  • 筋肉の硬直や柔軟性の低下

長時間の同じ姿勢や運動不足により、筋肉が固くなると、股関節の動きが制限され、可動域が狭くなります。
 

  • 筋力の低下

加齢や運動不足によって股関節を支える筋肉が弱くなると、関節にかかる負担が増え、痛みが出やすくなります。
 

  • 姿勢の崩れや動作のクセ

日常生活での姿勢の乱れや、痛みを庇う動作が続くと、股関節の負担が偏り、痛みが慢性化することがあります。

 

こうした筋肉の問題に対して、鍼灸施術は有効なアプローチのひとつです。
次の章では、鍼灸治療について詳しく説明します。

股関節痛に対する鍼灸治療

鍼灸治療は、痛みを和らげるだけでなく、股関節の機能を改善し、再発を防ぐのにも役立ちます。

当院では、股関節痛に対して「その場しのぎ」ではなく、根本から改善するための全身鍼灸治療を行なっています。施術は以下のような流れで進めていきます。

当院での鍼灸治療

まずはじめに、股関節の可動域や痛みが出る角度・姿勢などを丁寧にチェックします。

股関節周辺の筋肉の硬さはもちろん、下腿(膝から足首までの部分)の筋肉の状態や、必要に応じて歩行や姿勢も確認します。

そのうえで、股関節に関係する筋肉の理学的な検査も行い、どこに負担がかかっているのか、どの部分に原因があるのかを見極めていきます。

鍼灸の施術では、筋肉を緩めることと、経絡(けいらく)の流れを整えることを目的に、全身治療をベースとしながら、股関節周りはもちろん、腰や下腿など、関係する部分にも鍼をしていきます。

また、筋肉の緊張が強い部分や、気血(きけつ)の流れが滞っている箇所にはお灸をすることもあります。温めながら血流を促し、自然治癒力を引き出すサポートをしていきます。

施術の体勢については、うつ伏せだけでなく、横向き(側臥位)で行うこともあります。

これは股関節という部位の特性上、横向きの方がお尻や太ももの外側の筋肉がしっかり張るため、硬結(こりのかたまり)を見つけやすく、鍼やお灸そのものもしやすいという理由からです。

最後にもう一度、股関節の可動域や痛みの状態を確認して施術を終えます。

自分で股関節の痛みをケアできる?

「まだ我慢できる程度だから、ストレッチやマッサージのセルフケアで何とかならないかな?」と考える方も多いと思います。

正直なところ、股関節に明らかな痛みが出ている場合、セルフケアだけで改善するのは難しことが多いです。

股関節はたくさんの筋肉や靭帯などが存在する複雑な部位です。自己流のケアでは逆に悪化してしまうこともあります。

放っておくと股関節だけでなく、膝や腰など他の部位に負担がかかり、姿勢や歩行がおかしくなってきたりすることもあります。

だからこそ、「なんだかおかしいな」と感じたら、早めに専門家の治療を受けることをおすすめします。

まとめ:股関節の痛みを改善するために

股関節の痛みは、放っておくと悪化して、日常生活にさらなる支障をきたすことがあります。
また、セルフケアだけでは根本的な改善が難しい場合も多くあります。

ですから、痛みがひどくなる前に、早めに専門的なケアを取り入れるのがおすすめです。

曙橋周辺にお住まいの方で、股関節の痛みや違和感が気になる方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

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鍼灸師紹介

院長の石塚三枝子です
資格・経歴
  • はり師
  • きゅう師
  • あん摩マッサージ指圧師
  • 学校法人後藤学園 東京衛生学園専門学校 非常勤講師 
  • Bipoji Lab美ポジ®アンバサダー
  • 食生活アドバイザー

当院では女性のお客様にもっと健やかでもっと美しく過ごしていただくために、精一杯尽力させていただきます。

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